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学習のヒント読了 6 分·2026年10月13日

フランス語を読むには何語覚えればいいのか

フランス語のページ1000語のうち928語はA1・A2の語。読み始めに何が変わるのか。

フランス語を読むには何語覚えればいいのか

フランス語版ウィキペディアの1ページに並ぶ1000語のうち、928語はすでにA1とA2の語である。2016年の国際会議LRECで公表された計測による。C1・C2の語はわずか14語にすぎない。フランス語を読むのに必要な語彙は、思われているよりずっと少ない。ただし、どの語でもよいわけではない。

フランス語の一ページには何が書かれているのか

ルーヴェン・カトリック大学、エクス・マルセイユ大学、企業EarlyTracksの共同チームは、外国語としてのフランス語の語彙表FLELexを作った。各語には、教科書の中で初めて現れるCEFRの段階がA1からC2まで付けられている。

2016年、アナイス・タック、トマ・フランソワ、アンヌ・ロール・リゴザ、セドリック・ファロンの四氏は、この語彙表を実際の文章にあてて数えた。本文1000語に換算した結果は次のとおりである。

  • 大人向けのフランス語版ウィキペディアのページ:A1・A2が928語、B1・B2が58語、C1・C2が14語;
  • 同じ項目を子ども向けに書いた百科事典Vikidiaのページ:949語、43語、8語;
  • 手を加えていない物語:961語、35語、4語;
  • 同じ物語を非母語話者向けに平易化したもの:990語、10語、1語未満。

つまり、ふつうの説明文は93パーセントが最初の二段階の語でできている。難しい語はあるが、ひとつかみずつ散らばっているだけである。壁ではなく、砂埃に近い。

なぜ1500語で始められるのか

この結果は、はるかに古い直観を裏づけている。1951年から1954年にかけて、ジョルジュ・グージュナンの指導による調査が「français fondamental」を定めた。初学者にフランス語を教えるための語の選定で、基準は使用頻度だけである。ケベック州フランス語庁が正確な数を示している。第一段階が1445語、うち語彙的な語が1176、文法的な語が269。第二段階にさらに1800語。

七十年後、辞書学は同じ桁に戻ってくる。ディルク・ジープマンとクリストフ・ビュルゲルは、2026年フランス語学世界会議の論文集で、デュボワとデュボワ・シャルリエの最初の二段階から出発する。約1500語の基本辞書と、約15000語の基礎辞書である。

二つのチーム、二つの方法、二つの時代。しきいは同じ、1500語前後で、その六分の一あまりが文法的な語である。これは数か月で届く量で、読むことはB2よりずっと手前で可能になる。

それでも読めなくなるのはなぜか

93パーセントは、93パーセントの快適さではないからである。同じ研究で、オランダ語を母語とする学習者四人、A2が二人とB1が二人が、51本の文章を一文ずつ読み、意味の分からない語に印をつけた。既知語の割合は88.1パーセントから97.0パーセントだった。最も低い一人は、100語につき12語でつまずいていた。1行半に1語の割合である。

しかも、つまずく語は予想とは違う。著者らのモデルは文法的な語を99パーセント当てるが、語彙的な語は81から91パーセントしか当てない。文の骨組み、つまり何度も戻ってくる数十語は、すぐに身につく。

  • 冠詞と前置詞、「le」「de」「à」「des」;
  • 支えとなる動詞、「être」「avoir」「faire」「aller」;
  • つなぎの語、「mais」「donc」「que」「quand」。

抵抗するのは名詞、意味の細かい動詞、形容詞である。情報を担うのはこれらなので、一段落で三語を落とすだけで筋を失う。難しさは未知語の数ではなく、その置かれる位置にある。

日本語話者の立ち位置は独特である。同語源の語はほとんどないので、1000語中の928語も一つずつ覚えるしかない。その代わり、カタカナとして入った仏語は少なくなく、料理や服飾や芸術など、文章が難しくなるまさにその帯で効く。むしろ本当の負担は語形である。「manger」「mangé」「mangeais」「mangeront」を同じ語と見抜く力が要る。語幹を覚えれば十数の形がまとまって手に入ると考えたほうが、一語ずつ数えるより実際に近い。

自分の水準に合う文章をどう選ぶか

数字は使える目安をくれる。原作の物語とその平易版では、難しい語が1000語あたり39語から10語へ、四分の一に減る。ウィキペディアとVikidiaでは72語から51語へ。

実際には、1ページを取って最初の100語の中の未知語を数えればよい。2語未満なら辞書を引かずに読む。流暢さの訓練になる。2語から5語なら、そこが伸びる帯である。戻ってくる語だけを書き留める。10語を超えたら文章を替える。読むより探す時間が長くなる。自分の位置が分からなければ、レベルテストが数分で出発点を示す。

文学新学期の小説がこれほど挫折を招くのに、同じ人が新聞記事なら読み切れるのも、これで説明できる。本の水準ではなく、まれな語の密度が原因である。そして読むことは語彙への最も安い道でもある。速いフランス語の話し言葉が与えてくれない時間を、読書は与える。

この数字が語らないこと

第一の落とし穴は「語」という言葉の意味である。1000のうち928は出現回数であって、異なる語の数ではない。頻度の高い語が絶えず戻ってくるため、1000語のページに現れる形は三百から四百しかないことが多い。1500語を知っていても、辞書の93パーセントを覆うのではない。目の前を通り過ぎるものの93パーセントを覆うだけである。

第二は標本の小ささである。この研究は四人の学習者に基づき、全員がオランダ語話者で、A2の二人は語彙的な語について81パーセントしか一致していない。著者ら自身、実際には未知だった語の半分をモデルが拾えないと書いている。文章についての確かな計測ではあるが、特定の読者の肖像としては信用できない。

第三はFLELexの出所である。教科書を資料にしているので、教科書がいつその語を教えるかを語るにすぎず、語の難しさそのものではない。「français fondamental」のほうは1950年代の話し言葉で測られた。土台としては有効だが、最新の目録ではない。さらに、上級の読者を最もよく止めるものは、これらの計測の外にある。決まった言い回し、文化的な前提、そして長い文。語はすべて知っているのに意味が逃げる場合である。そういうときは、やさしい文章を探すより同じページを二度読むほうがよい。単語表だけを覚える勉強も、土台ができたあとでなければ働かない。名詞の性を冠詞と一緒に覚えるのと同じことである。

百分率の表からは読み取れないことが一つある。目の前のページが自分の手に届くのか、そして逃げた100語中7語のどれを覚える価値があるのかという判断である。それには、同じページを一緒に読む人が要る。Frencheeでは、資格を持つ母語話者の講師によるライブ授業を、個人または三人から五人の少人数で、定額契約なしに受けられる。自分の持ち込んだ文章を一行ずつ扱うのに十分である。

出典

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